お客様の声

御殿場市 伊倉様

2011年4月19日設置 太陽光発電4.1kwシステム 12.3坪分


今月のエコとも~レザー製品「伊の蔵・レザー株式会社」を経営

今回のエコステーションのお客様は、設計士として経験を積まれた後、レザーショップ「伊の蔵・レザー」を設立された伊倉様をご訪問させていただきました。
「結婚する前は、実家が工務店で兄が家業を継ぎ、将来一緒に仕事ができるよう修行の為設計士をしていました。父は私が設計した図面を基に兄が施工するということを願っていたようです。」
「レザー製品を始めたきっかけは、病気をして入院をした時、病室で見たバイク雑誌にサドルバックの写真が目に留まり、自分でも作れるかな、どの位の利益がでるのかなと考えが浮かび、家内にビジョンを伝えたところすぐに賛成してくれました。それがターニングポイントで、反対されていたら今の状況はありませんでした。初めは、婿入りした人形店の商品の隙間に革細工を置いて販売していましたが、お客様からアドバイスをいただき、家内の父親に了解をもらい工房を建てる事が出来ました。」 奥様のご協力あって今の伊倉様がいらっしゃるのですね。


店内には、バックや財布など素敵な商品が並び、特に人気の商品は、スバル車のアクセスキーのキーケースです。
「いろいろな色があり、色も糸も革も選べるのです。商品は全て手縫いで制作していて、コバ磨きも力を入れています。コバとは革の断面のことで2枚の革を一枚に磨いて見せる事です。薬や機械を使う工房もありますが、当店は全て手作業にこだわっています。コバ磨きは伊の蔵・レザーの全工程の中で最も時間をかける作業です。」
「大切な材料となるレザー(革)の魅力は、万人うけすることとエイジング(経年)でしょうか。自分で育てられることだと思います。その人のスタイルにあったものが生まれてくる、10年過ぎても使う人によって、全然違うものになっていく、これがエイジングの良さではないでしょうか。皮(スキン)を鞣す(なめ)ことで革(レザー)にするのですが、その工程で化学薬品を使うのがクロム鞣しで、当店の商品は全て植物タンニン鞣し革を使うので、色つや、色の変化が表れて、その人のスタイルにあった物が生まれてくるのです。革の魅力はエイジングにつきると思います。」


 「私の期待にいつも応えてくれるのがスタッフです。求人広告で募集した方ではなく、人と人との繋がりで集まってきた方々です。1人1人に個性が有るわけですから、その個性を見出してあげることが大切です。その個性を生かせる環境づくりに努めてきました。スタッフとの会話も大切にし、雑談にも積極的に参加しています。今では、個々のスタッフがカバーしながら助け合っていく職場になっています。ある意味みんな家族なんです。」


「物を作っているので使う方が満足して頂けるかを必ず念頭においています。私たちはお客様に出来る限りの力を注いで、商品をお届けできるように作り出す気持ちを大切にしています。作る人間が下を向いていてはだめですね。私を含めたスタッフが楽しい明るい職場でなければなりません。作品には、作り手の気持ちが出ますからね。ものづくりは、自分の所で全てすることで無限な可能性になるんです。今は私自身、営業が忙しくて作る時間が少ないことがもどかしいです。」  お客様にご満足していただけるようにスタッフの方々と共に、日々努力していらっしゃる様子が伝ってきます。


「将来の夢は、自分も海外留学した経験があるので、海外進出でしょうか。海外に出ようが日本にいようが、街中で歩いている人の手にしている商品が、メイドインジャパンの伊の蔵ブランドでしたら最高ですね。」


太陽光発電設に関しては、「それまで家の電気に関して気にもなりませんでしたが、太陽光発電設置後は、子供たちが良くモニターを見るようになり、節電意識が出て無駄な使用電力を気にする様になりました」とおっしゃっていただきました。


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